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「大きなお芋、とれたよ~!」
心配された雨も早朝にはあがり、幾分畑の土も柔らかくなった11月11日(月)、子どもたちが心待ちにしていた『芋掘り』を行いました。初めて芋掘りを体験するれんげ組(保育園5・6年保育)さんから、芋掘り歴3~5年目の年長組さんまで、三人三様のリアクションや会話を目にし耳にすることができました。
さて、自分で選んで自宅に持って帰った愛しのさつまいもさんたち。どんなお料理に変身したのでしょうか・・・⁈
れんげ組(保育園5・6年保育)
初めてのお芋掘り。長靴を履いてルンルンのれんげ組さんでした。
お芋を掘り始めると、慣れない土の感触に戸惑う子、大きなお芋を掘って大喜びする子・・・
自分だけの“オンリーワン さつまいもちゃん”を愛おし気に抱っこしてご満悦のお顔も・・・
コスモス組(保育園4年保育)
「(つるを指さしながら)ここに おいもがありそうだよ~」
「先生と一緒に掘ってみようか⁈」
「固いから無理~!」
「じゃあ、先生がスコップで土をふわふわにするね。おいもさんが出てきたら引っ張ってね。」
うんとこしょ!どっこいしょ!
「やった~!じょうずにとれたよ~!」
また一つ、感動体験し、達成感を味わった子どもたちでした。
カンナ組(年少組)
土の奥まで埋まった大きいお芋‼
一人で掘るには難しそう・・・
「一緒にやろう!」
みんなで力を合わせて掘ることができました!
アイリス組(幼稚園年少・年々少組)
「大きなお芋を見つけたよ~」
「手伝おうかあ⁈」
力を合わせて~「よいしょ~‼」
「やったあ~!」お芋が掘れて大喜びのアイリス組さんでした。
さつき組(保育園年中組)
「とれな~い!」
「〇〇君、こっちおいで‼」「いっしょに ほろう!」
一緒に協力している姿が印象的でした。
あじさい組(幼稚園 年中組)
「これ、ロケットの形みたい‼」と目を輝かせる子どもたち。
「写真撮って~」お芋を掘り出すたびに、満面の笑みを見せてくれました。
友だちと協力し合って掘る姿も見られました。
すずらん組(保育園 年長)
保育園での最後の芋掘りということで、前日からとても楽しみにしていたすずらん組さん。
「大きいおいも掘って、ママにスイートポテト作ってもらうの。」
「お汁に入れてもらって食べよう。」
「天ぷらにしてもらおうっと!」・・・口々に話しながら畑に向かいました。
お友だちがなかなか掘れずに困っていると「やっちゃげる!」と横から助けてあげているすずらん組さんの姿が‼
「やったぁ~‼」喜びを友だちと共有しあう子どもたちでした。
ゆり組(幼稚園 年長)
「あった~‼」大きなお芋を見つけると大喜び。大きな声を出して教えてくれました。
お芋を傷つけないように、周りを一生懸命掘り進め・・・
「こんなに小さいのもあったよ~」「これ、ぼくが掘ったお芋だよ~」
たくさんのお芋を見て、大喜びのゆり組さんでした。
「食卓でつながる絆、育つ心」【講演会】
九州大学 准教授 比良松道一先生をお迎えして「食卓でつながる絆、育つ心」というテーマでご講演いただきました。
(講演を聞いて)「今日で終わる人」「今日から始める人」あなたはどちらですか?という問いかけで始まった講演。
映像あり、音楽あり、ドキュメンタリーあり・・・我々の命を支える“食”についてのエッセンスを感動と共に届けていただきました。
保護者の方(特にお父様方)全員にお聞きいただきたい内容でしたので、ほんの一部ですが紹介いたします。
『子どもたちは大人のつくった環境で育つ』『してほしいことは して見せる』
乳幼児の保育・教育のキーワード“環境づくり”“モデルを示す”が食育でも重要なのですね。
「どんな環境を子どもたちに残したいですか?」
芸術活動は、人間に元気を与えてくれる。(比良松先生は、病気の方や遺族を励ます「命の歌コンサート」に、小学生のころから親しんだトランペットで参加されているようです。)
脂肪や糖の摂取量が多い「洋食」スタイルの食事は乳がんの発症率を高めます。
はなちゃんのお母さんは乳がん発症後、“玄米と味噌汁”中心の食事に改善するとともに、4歳のはなちゃんと一緒に料理し味噌汁の作り方(かつお節を削るところから)を伝授します。
“子どもは失敗を繰り返しながら成長する。”“子どもは失敗する権利がある。”
『自分の体は、食べたものでできている(お母さんから受け継いだ言葉)』≪はなちゃんのコラムより≫
『食の内容』だけではなく『食べ方』も大切。皿が出てこない食卓や皮むきが“めんどくさい”と敬遠される果物。
【手間は無駄ではない。それは、文化。すなわち人間らしく生きる証です。】
世界無形文化遺産に登録された『和食』も受け取る人がいなければ始まらない。
伝承力を育むためには“手伝う=手わたし+伝える” 『して(料理を作って)見せる』・・・真似て覚える、スポーツと同じ。
『今日から始める人になってほしい・・・』
“過去は変えられないが、未来は変わる!”
保育参観・講演会のご参加、ありがとうございました。
11月9日(土)の保育参観・講演会では、お忙しい中お越しいただきありがとうございました。
『言語』領域の保育はいかがでしたでしょうか?
日頃から、保育者の言葉かけや絵本等言語環境を整え、遊びの中で言葉や文字に親しむことで、豊かな言葉や表現が身に着くように心がけています。心を通わせる喜びが、言葉による伝え合いの楽しさに結びつくことを願っています。
保育参観
コスモス組(保育園 4年保育)「言葉に合わせて 手拍子をしよう」
昨年(れんげ組の時)は、発表会で「(恥ずかしいから)やらない!」といっていた子が、自分から「一番に発表したい!」と言ってくる姿が見られました。1年間の経験で自信がついてきたのでしょうね。成長が感じられました。
カンナ組(保育園 年少)「〇からはじまるものを さがしてみよう」
自分の名前と見つけたカードの言葉を、みんなの前で発表することができました。『か』からはじまるカードを探すときに、分からないお友だちがいると「“かば”だからこれだよ。」と教えてあげる微笑ましい姿が見られました。
アイリス組(幼稚園 年少・年々少)「お野菜ぴったんこカードゲームをしよう!」
二人組でわらべうた「あずきだんご」をするときに「一緒にやろう!」と誘い合う姿が微笑ましく、保護者の方から「嬉しい気持ちになりました。」という言葉が聞かれました。
カードゲームでは、三人が同じカードを選んでしまった時、じゃんけんを提案したところ、「いいよ~」と快く受け入れ、次のゲームに向けて気持ちを切り替え意気込んでいました。二人で協力してカード合わせをする姿も見られました。実物の野菜を見ることで、子どもたちの興味がさらに広がりました。
さつき組(保育園 年中)「カードゲームであそぼう‼(仲間分け・しりとり)」
グループ毎のカードの仲間分け(野菜・動物・果物・花)を、一人一人がよく理解して正しくできました。
しりとりは、まだ難しい様子も見られたので、今後も楽しみながら挑戦してみたいと思います。カードが取れずに悲しい思いをしているお友だちがいると譲ってあげ、温かい譲り合いのリレーとなりました。
あじさい組(幼稚園 年中)「カード当てゲーム(何のカードでしょう?)」
保護者効果⁈で張り切って取り組みました。名前と好きな果物の発表がみんな上手にできました。
鬼役になると、友だちの質問に「はい・いいえ」で答える『カード当てゲーム』では、『動物カード』が難関だったらしく「鬼になりませんよ~に」と願う姿が見られ苦笑しました。
すずらん組(保育園 年長)「カードしりとりをしよう」
まず、ひらがなカードを使って言葉をつくるゲームをすると、みんなひらがなが読めるので、とても楽しんで取り組むことができました。ほとんどの子が「こあら」を「こわら」と勘違いしていることが判明!
一緒に参観に来ていた小学生が思わず本気になる場面も見られました。
ゆり組(幼稚園 年長)「ひらがなビンゴゲームをしよう」
習ったひらがなをビンゴゲームのマスの中に、正しくていねいに書くことができました。
ひらがなボックスからカードを引き発表する時も恥ずかしがらずに言えました。引いたひらがながつく言葉をじっくり考えて、的確に発表することもできました。