九州大学 准教授 比良松道一先生をお迎えして「食卓でつながる絆、育つ心」というテーマでご講演いただきました。
(講演を聞いて)「今日で終わる人」「今日から始める人」あなたはどちらですか?という問いかけで始まった講演。
映像あり、音楽あり、ドキュメンタリーあり・・・我々の命を支える“食”についてのエッセンスを感動と共に届けていただきました。
保護者の方(特にお父様方)全員にお聞きいただきたい内容でしたので、ほんの一部ですが紹介いたします。
「はなちゃんの みそ汁」で有名なはなちゃんのお母さんとの出会いをきっかけに九州大学で“自炊塾”を開講されています。
『子どもたちは大人のつくった環境で育つ』『してほしいことは して見せる』
乳幼児の保育・教育のキーワード“環境づくり”“モデルを示す”が食育でも重要なのですね。
「どんな環境を子どもたちに残したいですか?」
芸術活動は、人間に元気を与えてくれる。(比良松先生は、病気の方や遺族を励ます「命の歌コンサート」に、小学生のころから親しんだトランペットで参加されているようです。)
はなちゃんのお母さんの「ハナミズキ」の歌声をBGMに、お父さんからのメッセージが流れると
・・・頬を伝わる感動の涙がキラリ・・・
脂肪や糖の摂取量が多い「洋食」スタイルの食事は乳がんの発症率を高めます。
はなちゃんのお母さんは乳がん発症後、“玄米と味噌汁”中心の食事に改善するとともに、4歳のはなちゃんと一緒に料理し味噌汁の作り方(かつお節を削るところから)を伝授します。
“子どもは失敗を繰り返しながら成長する。”“子どもは失敗する権利がある。”
『自分の体は、食べたものでできている(お母さんから受け継いだ言葉)』≪はなちゃんのコラムより≫
・・・「なぜ、味噌汁か?」1日2杯以上の味噌汁でガン発症率が低下するそうです。
『食の内容』だけではなく『食べ方』も大切。皿が出てこない食卓や皮むきが“めんどくさい”と敬遠される果物。
【手間は無駄ではない。それは、文化。すなわち人間らしく生きる証です。】
世界無形文化遺産に登録された『和食』も受け取る人がいなければ始まらない。
伝承力を育むためには“手伝う=手わたし+伝える” 『して(料理を作って)見せる』・・・真似て覚える、スポーツと同じ。
『今日から始める人になってほしい・・・』
“過去は変えられないが、未来は変わる!”