「主体性を育むために親ができることは?」【教育講演会】

11月10日(土)は、お忙しい中「保育参観・教育講演会」にご参加いただき、ありがとうございました。
今年度の「教育講演会」は、東京大学大学院で教育学・心理学を専攻されていた細田直哉准教授をお招きして、ご講演いただきました。(奇しくも、本園の第1回教育講演会の講師「汐見稔幸 東京大学名誉教授(過去最多講演)」が恩師というご縁で結ばれていることが判明しました。)
「子どもが主体的になれるよい環境」のために家庭で実践できるポイントを、演習や動画を交えながら具体的にご示唆いただき、明日からの子育てや保育に喜びと希望を感じることができる有意義な時間となりました。


静岡県の聖隷クリストファー大学こども教育福祉学科准教授 中学生と小学生のお父さんでもあります。

静岡県の聖隷クリストファー大学こども教育福祉学科准教授。 中学生と小学生のお父さんでもあります。


保育者の関わり方のポイント


①子どもの言葉をゆっくり繰り返す。
 (=子どもの思いを受け止める)
②子どもの言葉にならない気持ちを言葉にする。
③親の意見は「Youメッセージ」ではなく、「Iメッセージ」で伝える。
 × 「○○しなさい!」 〇 「私は〇〇するのもいいと思うわ」
④子どもがなってほしい人間にまず自分がなる。
④親の表情の中に子どもは自分を見る。
 (親の表情がメッセージを伝える)


「次の場面で、自分ならどのような言葉を掛けるか考えてください。」マイクで答えて下さった保護者の方々、ありがとうございました。

「今の動画をみて考えたことを自由に話し合ってください。」マイクで答えて下さった保護者のみなさん、ありがとうございました。


あなたならどんな言葉をかけますか?


問1
親「パジャマに着替えようね」
子「イヤッ!」


ポイント①
子ども自身が選択できる場面を作る


「じゃあ上着から着る?それともズボンからはく?」


問2
(夕食の準備中に)
子「ねえ、お母さん、遊んで」


ポイント②
2歳児には「いいよ」「わかった」と言おう。


「うん、わかったよ。じゃあ急いで夕飯の支度しちゃうからね。」


「実は【親の言葉】が【子どもの心】をつくっていることが様々な研究からわかってきました。

「実は【親の言葉】が【子どもの心】をつくっていることが様々な研究からわかってきました。『話言葉』は無料です!収入の差ではなく言葉の差が格差を生みます。」


人生の基礎は3歳までの言語環境で育てられます。
では、どうすればいいのでしょうか?


ポイントは「3つのT」


①Tune in
 子どもの興味の対象を一緒に見て
②Talk more
 それについてたくさん話し
③Take turn
 子どもと交互に会話する。


「ぼくが どんなこだったら いちばんうれしい?」


「あなたは あなたでいい。」


この「自己肯定感」を育むことが「主体性」「学力」の土台


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