年少組も、菌ちゃんの土作り!~発芽

 夏休み前の暑い7月、年長さんにぼかし作りから教えてもらい、年少さんも菌ちゃんの土作りに取り組みました。
そして運動会も終わった10月、いよいよ種まきです。

年長組のお姉さんから、ぼかし作りの説明を聞いています

ぬかと黒砂糖を混ぜてからEM菌を入れ、約2週間後に野菜くずと混ぜます

さらさらして、気持ちいいよ

 土を発酵菌いっぱいにし、その菌ちゃん達の力で土を作り、病虫害にやられない元気な野菜を作るのが「菌ちゃんの野菜作り」です。
 いつもは捨ててしまう くず野菜を持ち寄り、年長組さんと一緒に土作りに挑戦です!


「これから菌ちゃんの土作りの話をします」

年長さんに土の作り方を教えてもらったよ

「お家から持ってきたくず野菜をだしましょう」

最初に「バリアを探そう」野菜の皮には紫外線などから身を守るために作り出された成分「ファイトケミカル」をため込んでいます

「バリア、あったよ~」

「バリアってこれかなあ」

次に「生長点」を見つけます。これから成長しようとするところで、エネルギーが蓄えられています。(根っこや野菜の頭・種やキャベツなどの芯)

「見つけたよ~」 くず野菜をかき分けながら探し出しました

玉ねぎの根っこや人参やナスの頭、ピーマンやカボチャの種などのたくさんの生長点を見つけました

今度は、野菜を小さくしていきます「菌ちゃんは目に見えないほど小さいので、菌ちゃんが食べられるようにう~んと小さくしてね」

初めは触るのを躊躇していた子どもも、菌ちゃんのために手が汚れても気にせず、一生懸命に小さくしてくれました

野菜をもっと小さくするために、足で踏んでつぶします

長靴にはきかえて、足で踏みつぶしていきます

それでも砕けないやさいもあるので、最後は木槌などでたたきます

「ここかなあ?」と、かたいところをトントントン

2週間前に作ったぼかしと混ぜ合わせます。どんなにおいがしたのでしょうか…? 発酵したような…子どもたちにはあまり良いにおいではなかったようです

さらに、畑の土としっかりと混ぜ合わせます

プランターに土を入れて完成!雨が入らないようにシートをかけて保管します 3日後に空気を入れるために、再度混ぜます

3日前に作った土。 成功していれば、白カビ菌ちゃんがいるのですが…「どうか、白カビ菌ちゃんがいますように」と、ドキドキの瞬間です

いた‼ここに白カビ菌ちゃん‼」

年長さんが土を混ぜてくれた後、触ってみると少しあったかい

しっかりと混ぜるために、ひっくり返すと… 白カビ菌ちゃん!たくさんいました!

白カビ菌ちゃん、あったかいよ

くず野菜も少なくなっています!菌ちゃんが食べてくれたんだね

前回の白カビ菌ちゃんを見た日から6日後 今回は、牡蠣殻石灰と混ぜます

くず野菜の種から芽が出てる!何の芽だろうね?

ほとんど野菜もなくなっていて、においもないようです

菌ちゃん、いっぱい食べてるね

 山の栄養が溶けた川の水は、毎日ずっと海に流れ、水だけが蒸発してまた雨になって山の栄養を溶かしながら海に流れ込む…ということを大昔から繰り返してきています。ですから、海には地球の栄養がたくさん集まってきて濃くなっています。
そして、最初の生き物は海の中で生まれました。私たちも野菜の菌ちゃんも、海の栄養が必要なのです。


海の栄養・ミネラルたっぷりの牡蠣殻石灰を入れて混ぜます 「菌ちゃんや、植える野菜が元気になりますように!」

 雨が入らないようにシートをかけて約3か月間保管し、土作りが完成しました。
10月17日、いよいよ種まきです。


プランターの中の小さな畑を、小さな手で耕します

小さな小さな人参の種をまきました

キャベツの苗も植えて、皆で「すくも」をかけました

最後にお水をしっかりとあげた後、みんなで「大きくな~れ!おおきくな~れ!」と、願いを込めながら声をかけました

種まきから4日目「め!でた~!」

大きくなってね❤

種まきから11日目。少しずつ大きくなっています

キャベツの苗を植えて、人参の種もまいたよ

大きくなあれ!


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