園の一日

登園

「おはようございます」
保育園の方は朝7時から園が開いておりますので、お仕事の都合に合わせて9時までに登園してきます。

着替え

年齢に合わせて、またその子の出来ることから始める衣服の着替えは、一日の生活でとても大切な時間です。
「さあ、右足を入れて・・・今度は左よ」
と、先生が声掛けを必ずしながら、子どもが自分の意志でそれぞれの動作をします。このことは他人任せではなく、自分の意志で何かをするという、とても大切なことなのです。

室内あそび



午前中のお部屋の中の様子です。
お部屋には年齢にあった手触り・色彩・機能に優れる、厳選されたおもちゃがたくさん用意してあります。
机に座って並べたり、積み上げたり、形を作ったりすることは、手先の器用さ、集中力、想像力を伸ばし、感性を磨き、頭脳を活性化します。この事が学力を伸ばす基礎になるのです。
ごっこ遊びでお医者さんになったり、お母さんになったり、お友達と仲良く触れ合う中で、思いやりの心・協調性・我慢する力などがつきます。
まだ一人遊びの段階ですが、お友達の様子を見て真似をしながら成長し、いろんなことを吸収していきます。
年齢が上がるにつれて、大人でも真似できないようなことに挑戦し、工夫し、仕上げていきます。


外遊び



外あそびの様子です。
なんと言っても東牟礼の特徴は国内でも有数のスウェーデン製の大型木製総合遊具「太陽の砦」です。
頂上にある滑り台から滑り降りる快感は特別なものがあります。
登ったり、滑ったり、渡ったりと体力の増進は基より、隅っこにある囲いの中やベンチなどの設備でごっこあそびもできるとても優れた遊具です。また、その下にある砂場も広々としていて、山を作ったりトンネルを掘ったりと子どもたちの心を解放し、伸び伸びとあそんでいます。
また、東牟礼のもう1つの特徴は、豊かな自然と運動場の芝生があります。
学校等でも運動場の緑化、芝生化が注目されていますが、この園では何年も前から取り入れています。子どもたちも芝生の上であそんだり、寝そべったり、大いに感触を楽しんでいます。


食事



まだ一人で食べることの出来ない0才の子どもは、保育者が抱っこして全面介助しますが、ひじが肩まで上がるようになると、保育者と子どもが1対1で向かい合ってできるところは一人で食べるようにします。
これが上手になると、1対2、1対3くらいで、一人一人の介助用スプーンで介助しながら自分の意志で食べます。
園では0~2才のクラスは担当制を導入し、いつも決まった保育者が決まった子に園のお母さんとしてその子のお世話をします。そうすることでいつもの決まった関わりの中から、心が安定し安心して園生活を送ることができます。
2才のクラスになると、いつも決まったテーブルでお絞りやエプロンを用意しておくと自分で食事の作法を守って食べることが出来るようになります。机や椅子の高さは、足の裏がちゃんと着き、安定して食べられるように調整しています。三歳を過ぎると決まった時間に自分の席で一斉に食べるようになります。


お昼寝



赤ちゃんはサークルのあるベビーベッドで眠ります。それ以外の子ども達は一人一人に決まった簡易ベッドがあり、そこで休みます。床より15~16センチ高いところで寝るので、通気性もよく、ごみやハウスダスト等にも配慮しています。


手洗い

外から帰ったら手洗い、うがい等にも気をつけます。
各部屋にはアルコール消毒液を用意し、食後のブクブクうがいも行っています。

体育あそび(跳び箱・鉄棒)・学び



学校に上がるまでに、跳び箱の4~5段跳び、鉄棒の前回り・逆上がり・マットの前転が出来るようにしています。
また自分の名前が読めて書けること、50音の読み書き、数量形などの数学的思考等にも配慮しています。
単に詰め込むのではなく、あそびの中から自然に身に付き、興味関心を持ち取りくめるようにしております。


読み聞かせ・歌声



毎日どのクラスも朝や昼食の前後、降園の前に絵本を数冊ずつ必ず読み聞かせをしています。クラスには厳選された良い絵本がたくさん用意されており、絵本の貸し出しも行っています。
2歳児からは月刊誌を一人一冊取っているのですが、毎日の読み聞かせにより、月末に持って帰る頃にはストーリーをすべて覚え、お家の方へ読んで聞かせているそうです。子どもたちの心に、読み手の心が響きます。
そのことが子どもたちの歌声にも表れ、年長組になると大きな声で歌うのではなく、歌の心がわかり、とても綺麗な声で歌えるようになります。


季節のあそび



「お水の中って気持ちいいねぇ~」「わぁ~冷たい」
夏は水あそびやプール、雪が降れば雪合戦や雪だるま作りで盛り上がります。
春の桜の下でのお弁当、秋のどんぐり拾いや落ち葉拾いも楽しい思い出です。


誕生日会



その月生まれの子をまとめて誕生日会をするのではなく、一人一人の誕生日に合わせてお祝いをします。
その日はその子が主役で、色々なところで活躍します。先生からの手作りのプレゼントとお誕生日の本をもらい大喜びです。


ふれあい



少人数制で家庭的な温かい雰囲気を大切にしている我が園は、一人一人とのふれあいをとても大切にしています。
わらべ歌や日頃の保育の中で、大好きな先生と手と手を合わせ、肌と肌をふれあい、心を通わせています。


降園

「さよなら あんころもち またきなこ」 「○○ちゃん、さよなら また明日 ペチャ!」
先生とタッチしてさよならします。園児と先生が向かい合って、ふれあう降園風景です。