保護者の声

すでに幼稚園を卒園された保護者の原さん(市内在住)に当時の懐かしい園生活を思い出していただきながら、インタビューをさせていただきました。
通園されていたお二人のお嬢さんもすでに小学校5年生と中学2年生に成長されていました。(インタビュー当時)


お子さんの成長の喜びとはなんでしょう?


どの瞬間も子どもの成長は喜び

いつものご飯を「美味しい~!」と喜んで食べてくれること、毎朝、「行ってきます!」と元気に学校に行っていること、「ただいま~!」と元気に帰ってきてくれることなど、毎日、どの瞬間も喜びですし、幸せなことだと感じています。


お母さん自身の子育てルールはありますか?


子育てのマイルールは環境づくり

子どもの自発的行動を大切にしていて、親から押し付けて「やりなさい!」ということではなく、環境づくりに徹しています。
押し付けてしまうと続かないですし、子どもなりに自分で決めたことだと長続きもしますし、もしもへこたれたときは叱りやすいです。(笑)


牟礼幼稚園はどのようにしてお知りになりましたか?


復職する私が「ここにしよう!」思えた温かい出会い

幼稚園は3年保育ですが、長女が1歳の時に仕事をすることになり、そこから園選びを始めました。
仕事が終わって、すぐにお迎えに行くとしても遅れた場合のことを気にしていたのですが、先生方には柔軟に対応していただけるとお話をいただき、これから幼い子どもを預けて働く母親としては気持ちがとても楽になり、ここにしよう!!と決めました。
これからどのくらいできるか分からないけど、まずやってみよう!という前向きな気持ちになれた瞬間でした。


保育園(一時預かり)に通園されていかがでしたか?


お母さんの気持ちを理解されていることへの安心感

ちょうど寒くなる時期でもあり、風邪も流行っていて、通園した最初の1ヶ月目は風邪をひき、こじらせて熱がでたりし、お休みすることも多かったです。結局予定していたほど保育園には通園できなかったですね。
まずは「一時預かり」というご提案をいただいていて、本当に助かりましたし、保護者の立場になって状況を理解していただき、ありがたかったです。
1ヶ月間、しっかりと通園できればいいのですが、数日の通園だと一時預かりの方が経済的には助かりました。
働くお母さんの気持ちを汲んでくれる園だと思いました。

二人目も欲しい時期でもありましたが、そうなると長い期間働けなくなりますし、二人目の出産をする前に少しでも社会とのかかわりを持っておきたいという気持ちもあり復職したのですが、その後しばらくは自宅で子育てをしていました。


その後、牟礼幼稚園に入園された理由は?


園庭開放が入園のきっかけ

一時預かりで保育園に通園していた時に、園庭開放のことを知りました。週1回、園を訪れるようになり、お母さんのお友達もでき、園のこと、先生方のことなどよくわかるようになり、長女は年少から入園することになりました。


他の幼稚園も検討されましたか?


迷うことなく入園!


いいえ、もう充分良さも理解していましたし、他の幼稚園を見る必要もないと思っていましたので、迷いなくこちらの幼稚園に入園しました。
園庭開放は園のこともわかりますし、親も子もお友達をつくるきっかけになり、私たち親子にとってはとてもよいものでした。


牟礼幼稚園の教育方針は意識されていましたか?

入園前に他の幼稚園と比較することはなかったのですが、入園して良さを知ることが多かったですね。
園庭は小学校並みに広いですし、思いっきり運動することもできます。造形活動、情操教育の環境も整っていると入園してよくわかりました。



入園されてお子さんの様子はいかがでしたか?


先生の声掛けにほっとした入園式

長女は入園式で泣き、親は不安で一杯でしたが、主任先生が笑顔で「最初に泣かれるお子さんは大丈夫ですね!!」と肩の力が抜けるようなやさしい言葉をかけてくださいました。本当に次の日から幼稚園に馴染んで一度も幼稚園に行かないなど親を困らせたことがありませんでした。

園での楽しさが伝わる絵本の読み聞かせ・創作活動

絵本が大好きでしたね。園で読み聞かせをしていただいていたせいか、家でも幼稚園と同じように喜んでいました。主に寝る前の読み聞かせは父親のお役目でした。
それと、幼稚園での創作活動を家でもやって見せてくれました。


当園で過ごされたことでよかったと思われること、気づかれたことはありますか?


堂々とやることがかっこいい!


生活発表会で、堂々と演じながら踊るという習慣が身についているせいでしょうか、小学校や中学校で本気で踊る姿はすごくかっこいいですよ。
小学校高学年や中学生になると恥ずかしがったりする年齢ですが、恥ずかしがらず、堂々とやりきる姿を見るのはいいものです。
子どもたちは「堂々とちゃんとやることがかっこいい」と思っています。
当時の運動会の写真を見ると行進をするときには、手がまっすぐピンと伸びて上まであがっています。
ああいう姿を見るのは誇らしいです。


生活発表会の様子

秋の運動会

広いところでおもいっきり遊ぶすばらしさ!

広い園庭で思いっきり遊び、室内では造形活動などじっくりと取り組んでいたせいでしょうか、情緒が安定していることは実感できます。 実は一つだけ後悔があります。 娘たちはバス通園だったので、放課後に園で遊ぶことがあまりなかったんですね。
ですから鉄棒や渡り棒で遊ばせてやることがあまりできず、おかげで今も「鉄棒」だけが苦手です。
服が汚れる、時間がない、そんなことを言い訳にして遊ばせてやれなかった私の責任です。(笑)
娘たちにも「お母さんのせいよー」とずっと責められ続けています。 「ほんとにごめんねーーーー。」この場で謝らせてください。


園の特徴の一つでもある「食農教育」はいかがでしたか?


家で経験できないことをしっかりと体験


ちょっとかわいいエピソードがあります。
二女が園の農園でとれた枝豆を1つだけもって帰ってきました。その1個をゆでてやると彼女はとても満足そうに大事に食べていました。
園でお友達と一緒にきゅうりを洗ってそのまま食べたり、タケノコの皮むきなど家では経験できないことをしっかりと体験できました。


体育専門教師の指導による「体操教室」は喜んでされていましたか?


私自身、身体を動かすことは大事だと思っていましたし、体操教室の先生の指導は絶対いいと思い、課外の「体操教室(エイト)」に通わせていました。子どもたちも大好きでした。


スポーツの基礎となる体操教室は今も活かされている


嬉しいエピソードがあります。
運動会も体操教室の先生が付かれてサーキットなどされているのですが、子どもたちの表情がとても生き生きとしていますよね。
3段しか飛べなかった跳び箱が6段飛べるようになり、興奮した様子で話してくれたことがあります。
やはり、体操の先生だからできるのでしょうね。パフォーマンスが違います。子どもの能力の引き出し方がプロですね。無理強いされることなく、引き出してくださいました。



長女・二女とも小学校中学年からスポーツ少年団でバレーボールをやっているのですが、基礎となる体操教室での経験が活かされていることを実感しています。
今もスポーツは単なるスポーツではなく我が家ではそれがレジャーといっても過言ではありません。


造形遊びを通して学びがありましたか?


創造性を育む造形遊びで身に着く『クリエイティブ力』


集団生活の中での行動が身についていますし、目標を決めて前向きに取り組む習慣がついているようにも感じます。
そこに既製のおもちゃがなくても、その場にあるものでおもちゃを作って遊べるようになっていることに気づきました。
広い園庭で身体全体を使って元気よく遊び、室内では創造性豊かな造形遊びとメリハリのある園生活でした。


当園の保育士との関係性はいかがでしたか?


先生は頼りになる存在

園での些細なことでも先生から連絡帳やお電話でご連絡いただいていました。
たくさんの子がいる中で、いつこの瞬間のできごとを全員分把握されているのだろうかと感心させられましたし、すごくありがたかったです。
また、長年保育に携わっておられる先生もいらして、子育て奮闘中の母親としてはとても頼りになる存在でした。


当園のおすすめポイントを一言でお願いします。


園庭が広く、自由な感じで、先生方は皆さんあったかい、やさしさあふれる幼稚園です。


最後に、子育てで大切にされていることがあれば教えてください。


「やさしく・強く」生きる力を身につけてほしいと思っています。
そういう意味では、牟礼幼稚園は私の子育てにぴったりでした。