SDGs 第4弾‼

 前回、野菜くずを土に返し菌ちゃんの土作りを行った子どもたち。白カビ菌ちゃんが出てくると大成功なのですが…
3日後、どうなっていたでしょうか⁉おそるおそるブルーシートを取り外してみると…

「やったあ~‼白カビ菌ちゃんだ~。」

「ふわふわの綿菓子みたい!」

菌が土の中でたくさん増えて、土が熱くなります。

「あつっ‼」本当に熱くて、大人もびっくり‼


 大人は「菌」「カビ」と聞くと、汚い、気持ち悪い…と思いますよね。でも、もみじ組の子どもたちは菌ちゃんへの思いが強く、誰一人抵抗なく菌ちゃんに触れていました。

また黒マルチをかけて、

枯草のお布団をかけて、おやすみ♡


 10日後に様子を見に行くと、生ごみはほぼ分解されており、海の栄養・ミネラルたっぷりの牡蠣殻石灰を加えて混ぜこみました。これで初めての菌ちゃんの土作りは大成功‼子どもたちの思いが菌ちゃんに伝わったようです。

《 番外編 》


 これでは終わらないもみじ組さん!自分たちで想像した菌ちゃんを描いて、SDGsの一環として使わない野菜くずを使ってスタンプをしたり、積み木で菌ちゃんの畑を作ったりしました。

持ってきた野菜を、色・形・種類で子どもたちが分けていきました。

先生の指導は『思いのままに描いてみよう‼』自分で想像した心の中にいる菌ちゃんはどんな形?どんな色?大きさは?

菌ちゃんを表現する子どもたち

子どもの心の中にいる菌ちゃん

みんな見たことのない菌ちゃん…子どもたちの感性がどんどん広がります

豊かな表現力で、想像力は無限大‼

野菜スタンプも止まらない

積み木で菌ちゃんの畑を作ったよ‼

いろいろなおもちゃを、野菜に見立てて…

「きんちゃんのはたけ」って、看板も作ろう!


 積み木で作った菌ちゃんの畑でできたとれたて野菜を使って…「菌ちゃんのピザ屋さんを作りたい‼」

ピザに乗せる野菜を

思い思いに作りました

子どもたちに触発されて完成したピザ窯は、担任の力作

焼きたてですよ~熱いうちにどうぞ!


 一つの活動から、どんどん遊びが広がり、遊びを発展させていく子どもたち。「遊びは学び」「学びは育ち」…遊びによって、生きる力を育んでいる子どもたちです。そして、この貴重な体験を、牟礼幼稚園の他のお友だちにも知ってもらいたい!感動体験を皆で味わいたい!…ということになり、第5弾へと続きます。

年少組も、菌ちゃんの土作り!~発芽

 夏休み前の暑い7月、年長さんにぼかし作りから教えてもらい、年少さんも菌ちゃんの土作りに取り組みました。
そして運動会も終わった10月、いよいよ種まきです。

年長組のお姉さんから、ぼかし作りの説明を聞いています

ぬかと黒砂糖を混ぜてからEM菌を入れ、約2週間後に野菜くずと混ぜます

さらさらして、気持ちいいよ

 土を発酵菌いっぱいにし、その菌ちゃん達の力で土を作り、病虫害にやられない元気な野菜を作るのが「菌ちゃんの野菜作り」です。
 いつもは捨ててしまう くず野菜を持ち寄り、年長組さんと一緒に土作りに挑戦です!


「これから菌ちゃんの土作りの話をします」

年長さんに土の作り方を教えてもらったよ

「お家から持ってきたくず野菜をだしましょう」

最初に「バリアを探そう」野菜の皮には紫外線などから身を守るために作り出された成分「ファイトケミカル」をため込んでいます

「バリア、あったよ~」

「バリアってこれかなあ」

次に「生長点」を見つけます。これから成長しようとするところで、エネルギーが蓄えられています。(根っこや野菜の頭・種やキャベツなどの芯)

「見つけたよ~」 くず野菜をかき分けながら探し出しました

玉ねぎの根っこや人参やナスの頭、ピーマンやカボチャの種などのたくさんの生長点を見つけました

今度は、野菜を小さくしていきます「菌ちゃんは目に見えないほど小さいので、菌ちゃんが食べられるようにう~んと小さくしてね」

初めは触るのを躊躇していた子どもも、菌ちゃんのために手が汚れても気にせず、一生懸命に小さくしてくれました

野菜をもっと小さくするために、足で踏んでつぶします

長靴にはきかえて、足で踏みつぶしていきます

それでも砕けないやさいもあるので、最後は木槌などでたたきます

「ここかなあ?」と、かたいところをトントントン

2週間前に作ったぼかしと混ぜ合わせます。どんなにおいがしたのでしょうか…? 発酵したような…子どもたちにはあまり良いにおいではなかったようです

さらに、畑の土としっかりと混ぜ合わせます

プランターに土を入れて完成!雨が入らないようにシートをかけて保管します 3日後に空気を入れるために、再度混ぜます

3日前に作った土。 成功していれば、白カビ菌ちゃんがいるのですが…「どうか、白カビ菌ちゃんがいますように」と、ドキドキの瞬間です

いた‼ここに白カビ菌ちゃん‼」

年長さんが土を混ぜてくれた後、触ってみると少しあったかい

しっかりと混ぜるために、ひっくり返すと… 白カビ菌ちゃん!たくさんいました!

白カビ菌ちゃん、あったかいよ

くず野菜も少なくなっています!菌ちゃんが食べてくれたんだね

前回の白カビ菌ちゃんを見た日から6日後 今回は、牡蠣殻石灰と混ぜます

くず野菜の種から芽が出てる!何の芽だろうね?

ほとんど野菜もなくなっていて、においもないようです

菌ちゃん、いっぱい食べてるね

 山の栄養が溶けた川の水は、毎日ずっと海に流れ、水だけが蒸発してまた雨になって山の栄養を溶かしながら海に流れ込む…ということを大昔から繰り返してきています。ですから、海には地球の栄養がたくさん集まってきて濃くなっています。
そして、最初の生き物は海の中で生まれました。私たちも野菜の菌ちゃんも、海の栄養が必要なのです。


海の栄養・ミネラルたっぷりの牡蠣殻石灰を入れて混ぜます 「菌ちゃんや、植える野菜が元気になりますように!」

 雨が入らないようにシートをかけて約3か月間保管し、土作りが完成しました。
10月17日、いよいよ種まきです。


プランターの中の小さな畑を、小さな手で耕します

小さな小さな人参の種をまきました

キャベツの苗も植えて、皆で「すくも」をかけました

最後にお水をしっかりとあげた後、みんなで「大きくな~れ!おおきくな~れ!」と、願いを込めながら声をかけました

種まきから4日目「め!でた~!」

大きくなってね❤

種まきから11日目。少しずつ大きくなっています

キャベツの苗を植えて、人参の種もまいたよ

大きくなあれ!


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